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効果の高い「やった方が良いよね」を思い付く力!
新規事業など、事業計画を立ててもほとんどがその通りにいきません。では、事業計画を立てる意味がないのかというと事前に課題やリスク事項を洗い出すことは重要なことです。
実際に事業を初め、様々な課題が発生し、それらを一つずつ解決していけば、事業がうまくいくかというと、そうではありません。つまり、やらなければならない事だけをやってもうまくいかないということは、「やった方が良いよね」という事をやるに尽きます。しかし、無数にあるやった方が良いよねを全て実行することは不可能です。
では、何をすれば事業がうまくいくのでしょうか? それは、沢山の工夫を凝らすことです。ただし、これは良いと思った工夫を10回実行しても当たりは1回程度です。事業が軌道に乗るまでに当たりの工夫が10回必要であれば、これは良いと思う工夫を100回実行しなければなりません。
工夫力とは、これは良いと思う工夫を100回思い付くための考え方なのです。
どのような工夫が当たるかは実行してみなければ分かりません。当たらなくても新たな発見があり、次の工夫に繋がります。とにもかくにも、アクションを起こさなければ変化は起きませんので、競合他社がやっていることを真似したり、他の業種でうまくいっていることを真似することも工夫力です。
他業種や商圏外の取組を活用するのも工夫力
同じ業界内で取り組んでいることは、当然、競合他社で既に取り組んでいる場合があるため、その取組を取り入れたとしても差別化要因にはなりません。差別化は、競合他社がやっていない・できないことをやることです。競合他社がやっていないことを取り組むことは差別化要因になり得ますので、シンプルに考えると他業界・業種の取組を参考にして取り入れることで差別化要因を作り出すことができます。
事業には商圏がありますが、自ずとその商圏の範囲内でしか情報アンテナが立たなくなる場合があります。重要な情報の多くは商圏内にありますが、張り巡らすアンテナの範囲を広げると、情報収集・整理における負担が増えるため、重要視しないためと考えられます。商圏外には、競合他社がやっていない差別化要因がある可能性があるため、国内が商圏であるならば、海外での取組みが差別化要因になる場合があります。
しかしながら、他業種や商圏外の取組をそのまま真似しても、ほとんどの場合はうまくいきません。他の取組をヒントに、あるいはいくつかの取組を組み合わせて、新たな取組を生み出すのが工夫力です。
工夫力と課題解決力の違い
工夫力と課題解決力は、どちらも課題が前提にあり解決するための力です。では、違いはどこにあるのでしょうか? 課題解決力は、課題が明確になっていて弱点や欠点といった分かり易い課題に対するアクションです。
例えば、昔からある美味しいラーメン屋さんがありますが、店内は油まみれで、衛生管理面に課題があるお店があります。この衛生レベルが許容できる方と許容できない方がいますが、もし衛生レベルを上げることで、これまで許容できなかった方が来店する可能性が高まります。分かり易くすると、新規客を増やす課題とその対策という課題解決型です。
一方の工夫力は、漠然とした大きな課題に対するアクションや現状をより良くする方法を考えること、改善に近い考え方ですが、当サイトでは、小さなことから大きなことまで、より広い範囲において、目的を叶えることやより良くすることと定義します。
こちらの工夫力ページでは、工夫を思い付くための考え方や当コワーキングスペース・シェアオフィスを運営しながら実際に行った工夫の実践例を発信していきます。